「私はなぜ姿勢が悪いの?」
「正しい姿勢を意識しているが、かえって疲れてしまう」
こんなお悩みをお持ちではありませんか?
記事の内容
・正しい姿勢の基本的なコト
・悪い姿勢のデメリット
・こんな人は注意!チェックしたい姿勢の6つのポイント
自分は姿勢が悪いと気にしていませんか?
悪い姿勢は「自信がないように見える」「頼りない感じがする「(実際の年齢より)老けて見える」などネガティブなイメージにつながりやすいです。
一方、良い姿勢には「自信に満ち溢れているように見える」「生き生きしている」「(実際の年齢より)若く見える」などポジティブなイメージがあります。
同じように「立つ」「座る」姿勢をとっていても姿勢が良い・悪いの印象が変わってきます。
印象が違うなら、当然良い姿勢で良い印象を与えたいですよね。
そこで今回は「正しい姿勢」をテーマに解説していきます。
結論を言います。
・姿勢が悪いと3つの問題点が生じやすくなる「見た目の印象が悪くなる」「肩こりや腰痛」「内臓の圧迫などカラダへの悪影響」
・自分の姿勢が正しく取れているか確認し、正しい姿勢をとるために必要な筋肉を普段から使うように意識する
・「座ると足を組む」「バックを片側の肩にかける」「椅子の背もたれに常に寄りかかる」などの悪い姿勢につながる習慣は見直そう
この記事を読むと、どんな姿勢が正しい姿勢なのかを理解でき、日常生活の中で気をつけなければいけない事がわかります。
ぜひ、最後まで読んでみてください!
姿勢が良いとメリットがたくさん!押さえておきたい姿勢のコト
正しい姿勢とは頭から足まで一直線
正しい立位姿勢はどんな姿勢なのでしょうか?
姿勢をみるときにチェックするポイントがあります。
身体の各部位の位置関係を背面からと横からの2つの方向からみていきます。
背面(前額面といいます)からみたときには外後頭隆起、椎骨棘突起、殿裂、両膝関節内側縁の中心、両内果間の中心
横(矢状面といいます)からみたときには耳垂、肩峰、大転子、膝関節前部、外果2~3cm前部
頭から足先にかけてのラインを引いた時に各箇所が一直線になっているのが正しい姿勢です。
「姿勢は気をつけているし、良い姿勢とよく言われる」という人でも腰の痛みで悩んでいるかもしれません。
それは、胸を必要以上に張っていて、腰も反っているからです。
一見、姿勢はいいのですが、腹筋に力が入りにくく、背中に負担がかかってしまい腰の痛みの原因になってしまいます。
正しい姿勢をキープすることでどんなメリットがあるかを解説していきます。
メリット①相手に良い印象を与える
「人は見た目が9割」といわれるように人は第一印象を見た目で判断しています。
ここでいう見た目とは視覚(目)から入ってくる情報だけでなく、声の大きさや口調などの聴覚(耳)から入ってくる情報も含みます。
その中で、大部分を占めるのが、表情や視線を含めた顔、しぐさや態度を含めた姿勢など視覚から入ってくる情報です。
良い姿勢には「若々しい」「スタイルよく見える」などポジティブなイメージがありますので、相手に良い印象を与えることが出来ます。
メリット②肩こりや腰痛になりにくい
正しい姿勢では、頭から足まで一直線になっており、身体の各部位が歪みがなく積み重なっている状態です。
前後左右で支えている筋肉や靭帯が適度な緊張状態で保たれて、どこにも無理のない姿勢です。
余計な筋活動がないので、肩や腰への負担が少なく、正しい姿勢を続けていることが肩こりや腰の痛みなどの不調になりにくいといえます。
姿勢が悪いだけで損をする3つのコト
問題点①姿勢は口ほどに物を言う?!
「目は口ほどに物を言う」ということわざがあります。
何も言わなくても目つきは、口で言うのと同じほどに相手に気持ちを伝えるということ(漢字ペディアより)。
第一印象では顔の印象だけでなく、しぐさや態度などの姿勢も大事なウエイトを占めます。
実際に、胸を大きく張れば「高圧的に見える」「威圧感がある」、背中を丸めると「自信がない」「頼りなさそう」など何もいわなくても姿勢が相手に伝えてしまうものがあります。
「姿勢は口ほどに物を言う」ともいえると思います。
姿勢が悪いだけでマイナスな印象を相手に与えてしまうのは本当にもったいないですね。
問題点②肩こりや腰の痛み
猫背や反り腰などの姿勢では、頭やお尻が頭と足を結ぶ直線からはみ出してしまいます。直線からはみ出した分、重心が移動するため、それを支えるための筋活動が必要になります。
パソコンで仕事をすると、猫背になり顎が上がった姿勢になりやすくなります。
この姿勢では肩も上がりやすく、首から肩にかけての筋肉が緊張状態になります。
反り腰の方は背筋と腹筋のバランスが悪くなっており、背中の筋肉が緊張状態になっています。
そんな状態が長く続いていると肩こりや腰の痛みが引き起こされてしまいます。
反り腰をなんとかしたいと思っている方は、こちらの記事を合わせて読んでみてください。
問題点③臓器の圧迫による内臓系のトラブル
悪い姿勢で座っていると、肩こりや腰痛だけでなく、その他にも身体の不調が生じることがあります。
背中を丸めた姿勢や背もたれに寄りかかった姿勢をしていると、胃を圧迫することによる胃もたれや消化不良を引き起こしたり、腸を圧迫すると便秘をなりやすくなります。
その他にも胸が圧迫され呼吸が浅くなりやすい、筋活動が減るため代謝が悪くなるなど姿勢が悪くなると見た目だけでなく身体の多くの不調を招く危険があることを認識しておきましょう。
こんな人は要注意!姿勢にまつわる6つの注意点
誰だって良い姿勢で見た目もよく、疲れのない状態をキープしたいと思っていると思います。
しかし、日常生活の中でついついやってしまう姿勢が原因で姿勢が悪くなっていることもあります。
6つの注意点に当てはまる人はすでに姿勢が悪くなっているかもしれませんし、今は姿勢が良くても今後悪くなるかもしれませんので注意が必要です。
注意点①正しい姿勢をとると疲れてしまう
正しい姿勢をとっているのに疲れるという人には2つの原因が考えられます。
1つは正しい姿勢をとるための筋力が低下していることです。
悪い姿勢を長期間続けていると正しい姿勢をとるために必要だった筋肉が使われなくなることで衰えてしまいます。
そのため、正しい姿勢をキープすることができず疲れてしまうのです。
休みを挟みながら正しい姿勢をキープしていきたいですし、姿勢を支える筋肉を鍛えていくのも大切です。
もう1つはそもそも正しい姿勢が取れていない可能性があります。
正しい姿勢が取れているか鏡やスマホで写真をとって確認してみましょう。
注意点②楽な姿勢は悪い姿勢
楽な姿勢をついついとってしまいますが、楽な姿勢には注意が必要です。
ソファーなど柔らかいものに座ると「動きたくない」と思ったことはありませんか?
「動きたくない」のは気持ちだけではなく、身体も同じで楽な姿勢になると姿勢を支える筋活動が低下します。
短時間の休憩であればいいのですが、長時間・継続的に楽な姿勢ばかりとっていると筋活動の低下が続くことで姿勢を支える筋力の低下が起こります。
注意点③デスクワーク中心の仕事でずっと同じ姿勢をとってしまう
長時間座り続けることは血流や筋肉の代謝が低下します。
さらに姿勢だけでなく、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、がん、認知症など健康に害を及ぼす危険性が指摘されています。
仕事中でも適度に休憩を挟みつつ、肩や腰のストレッチ、スクワットなどできる範囲で身体を動かすように心がけましょう。
注意点④座ると足を組んでしまう
座るとついついやってしまう方も多いと思います。
足を組む場合、左なら左と同じ足ばかり組んでしまうことが多いです。
足を組んで座っていると骨盤が後ろに傾いてしまい(後傾)、姿勢が崩れてしまいます。
骨盤が後傾すると、背中は丸まり、頭が前に出てきてしまうため、肩こりになりやすくなります。
長期間同じ姿勢を取り続ければ骨盤など身体の歪みにもつながります。
正しい姿勢をキープするためには足を組むのは控えたいところです。
注意点⑤バックを片方の肩にばかりかけてしまう
ショルダーバックを使うといつも同じ側の肩にかけてしまう人も注意が必要です。
ショルダーバック分の重量(重さ)が片側の肩にかかるため、右半身と左半身で筋活動が変わります。
継続的、また長時間同じ姿勢をとることになれば姿勢が崩れてしまいます。
意識していつも使わない側の肩にかけるようにして左右均等になるよう心がけましょう。
注意点⑥座ったときにすぐに背もたれに寄りかかってしまう
座るとすぐに背もたれに寄りかかってしまう方はお腹周りの筋力が低下している可能性があります。
背もたれに寄り掛かるとお腹周りに筋活動は低下します。
長期間そのような姿勢を続けてしまうと、姿勢を支える筋力は低下し、姿勢が崩れてしまいます。
まとめ:自分の姿勢をチェックして、正しい姿勢をキープしよう
今回は、姿勢が悪くなる習慣と正しい姿勢を手に入れるために注意すべき事をご紹介してきました。
内容をまとめました。
・姿勢が悪いと3つの問題点が生じやすくなる「見た目の印象が悪くなる」「肩こりや腰痛」「内臓の圧迫などカラダへの悪影響」
・自分の姿勢が正しく取れているか確認し、正しい姿勢をとるために必要な筋肉を普段から使うように意識する
・「座ると足を組む」「バックを片側の肩にかける」「椅子の背もたれに常に寄りかかる」などの悪い姿勢につながる習慣は見直そう
日頃からついついやってしまっていることが実は悪い姿勢につながっていると気づいた方もいるかもしれません。
姿勢が悪いと人に与える印象も、自分に及ぼす影響も悪くなり、良い事は何ひとつありません。
まずは自分の姿勢を定期的にチェックして、正しい姿勢をキープできるように始めていきましょう!
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